カジュアルに遊べる伊万里の街に!

〜Uターンからのリノベーション!仲間と造ったこだわりの空間〜

伊萬里まちなか三番館 CAFE MUSEUM

伊万里 リノベーション

樋渡 雄希さん
出身―伊万里市
現住所―伊万里市
職業―カフェオーナー
出身校―有田工業高校 機械科卒
趣味―スケートボード

https://www.facebook.com/cafe.museum.skate/

就職で伊万里を離れて、その後Uターンした経緯は?


高校卒業後、就職のため友人と一緒に名古屋に行き、数年後、東京のカフェ店で働き始めました。

最初から東京へは自分の中で「3年」と決めていて、伊万里に帰って自分の店を持つ事を目標にしていたんです。
3年経った時も、もう少し東京に居ようかな、という気持ちも無くは無かったんですが、でもやっぱり、地元(伊万里)で店を開きたい!という想いの方が強かったです。

東京で働いた事で、今の店で提供する料理やドリンクの調理法や経営の仕方はもちろん、このMUSEUMをオープンするにあたって「こんな雰囲気にしたい」という明確なビジョンは持てました。

だから、伊万里に帰ってきてからほぼ自分たちで、それも短期間で想い通りの店を作り、オープンさせる事ができたと思っています。
オープンの時は25歳。

今よりもまだ若くて体力はあったから、徹夜での作業もそれほどキツく思わなかった気がしますね。

【店内の様子。ソファ席もあるので子ども連れの方も気軽に利用しやすい】

仲間の手を借りながらご自身でリノベーションされたそうですね。苦労した点は?

開店準備期間としては、伊万里に2月に帰郷して5月にはオープンしていたので3ヶ月ちょっと笑。

さすがに設計はプロに依頼したけど、後はほぼ僕と大工職の経験がある友人とで、毎日通って作りあげていきました。
作業の苦労も…あったと思うんですが、とにかく「楽しかった」としかあまり覚えてないです。
まあ、2月〜4月の作業だったから寒くはありましたけど(笑)。

自分の好きなように友人とあれこれ言いながら作れるっていうのがたまらなかったですね。
電気設備関係も高校時代に電気工事士(2種)の資格を持っていたので、自分でしました。
だから、今でも店にちょっと不備や故障があっても大体は自分たちで直せますよ。

資材はスケートボードチームの仲間から提供してもらったものや、後はホームセンターなどで調達しました。
店内のあちこちに仲間が実際に使っていたボードをデザインが見えるように使ったりしているから、提供してくれた人たちも喜んでくれましたね。

開店後の今ももちろん楽しいけど、あの開店準備中の面白さはまた別物でした。

【ひとつひとつにこだわりが感じられるスケートボード。改めてアート要素も高いスポーツであることを感じる】
【入口ドアにある木製の手形。これもスケートボードを重ねて作ってあるそう。手形のモデルはスケボー仲間で一番館館長でもあるI氏。】

物件探しについて教えてください

不動産屋に行って探しました。

でも、最初は別の場所に決まりかけてたんですが、改装して店を開く事に持主の了解がもらえなかったんです。
それで、今の物件を紹介されて。

以前は酒屋さんだったらしいけど、最初案内された時には中はほとんど何も無かった状態でした。
でもそれが改装するには都合が良かったと思います。

今では、この場所(物件)にして正解だったと思ってるし、お客さんたちもいい場所だね、と言ってくれています。

  • 伊万里 リノベーション物件紹介

    【最初の何も無かった状態】

  • 伊万里 リノベーション物件紹介

    【解体作業が大変で手こずった思い出があるそう】

  • 伊万里 リノベーション物件紹介

    【仲間と毎日通って作り上げていった日々】

  • 伊万里 リノベーション物件紹介

    【天井をはがした事で、隠れ部屋のような収納スペースも設置できた】

これからのMUSEUMと伊万里について

昼はカフェ、夜はバーとして営業しているので、もっといろんな方に気軽に来てもらいたいです。
そして年に数回、夜に開催している音楽イベントをもっとやりたいです。

“生の音楽”を身近で聴いて感じられる機会を伊万里に根付かせたい。

僕が東京に住んでいた縁で、ライブミュージシャンも東京や都市部で活動されえいる方もいますし、この店にはDJ機器もあります。
音楽との新たな出会いや、人が交流できるイベントが増える事で、若い人も女性もお酒が苦手な方でもカジュアルに楽しめる伊万里の街になることが理想です。

【集合ビルの為、外観は手を加えることができない以前のままだが、元々レンガ調のお洒落なビルだったのが良い雰囲気となっている】

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