NPO法人まちづくり伊萬里が『空き店舗』『リノベーション物件』を紹介するサイト。
全く異なる雰囲気のユニークな２物件に思わずワクワク
「旧いずみや造花店」
『伊万里まちなか一番館』より徒歩10秒。ユニークな２物件
茶色の壁や洋窓にレンガ模様、レトロなひさしがなんとも「可愛い」
伊万里の中心街にある『伊万里まちなか一番館』より徒歩10秒。古伊万里通りにある旧いづみや造花店をご紹介します。
商店街のアーケードがあった頃には気付かなかったけど、今回改めて全体を見てみると…結構可愛い建物なんです。築30年の３階建てで、１階部分が賃貸用店舗です。
賃貸用店舗は2店舗にわかれており、それぞれが独立する店舗として利用可能です。
2階から上は、オーナー一家の住居スペース。人が住んでいるので、安心感はありますが、その分、夜遅くまで営業する飲食店には不向きといえます。
早速みていきましょう！
全体を見ると奥に細長いこの建物は３階建て。１階が店舗、２～３階がオーナー居住スペース
佐賀銀行側から古伊万里通りを歩いて数分のところ、伊萬里まちなか一番館の先にある物件。こげ茶のレトロな外観が雰囲気に馴染んでいる。
すぐ近くには伊萬里まちなか一番館や呉服店、洋菓子店、パン屋など昔からの名店が集まるエリア。
物件Ａ／生活をちょっと豊かに彩るアイテムが集まっていた旧いずみや造花店
この店舗は、オーナー家族が造花店を営んでいて、その後、店を貸し出し女性用インナーを扱うお店になっていたとのこと。
空き店舗となっている現在も、室内は白く明るく清潔感がある雰囲気で、普段の生活をちょっと豊かにするアイテムを扱っていたであろう名残りが感じられます。
部屋自体はコンパクトですが、通りに面した出入り口側が全面ガラスなので、自然光も多く入り、実際の面積以上に広く感じられます。
すぐに使える収納ポイント”が嬉しい！
まず最初に目が行くのはなんといっても、収納もできるベンチ型ボックス。店舗じゃなくても、これ、自分ちにあったらめちゃくちゃ便利そう！欲し～い！！
本当はベンチじゃないのかもしれないけど、ちょっと座って友だちとおしゃべりしたくなるような、ちょーーどいい高さと距離感なんです。
実際に借りて使うとなると、雑貨なんかをディスプレイしたり、ベンチに座布団を敷いて、カフェとして使っても便利かも。
火を使う業種はNGだそうですが、電気ケトルやIHコンロを使用すれば、簡単なドリンク類は提供できそうです。
ほかにも、小さな子どもたちが集まるお店として、子どもたちがオモチャや絵本を自分で出し入れしやすそうな高さ。
収納部分を何回も開けては閉め、開けては閉め…「ここに、何入れよう？」と考えるだけでワクワクしそう。
パッと見た感じは収納とは気付きにくいから、初めて来た人には「実は収納も兼ねとるっちゃん♪」と自慢しちゃってください！
全面ガラスなので店舗の中からも通りの様子がよく見える。入り口は押して中に入るドアタイプ(引き戸や自動ドアではない)。
この物件の一番の特長ともいえるベンチ型収納。店舗内両サイドと奥の三方にぐるりと設置してあり、雑貨などのディスプレイとしても使用できそう。
店舗自体はコンパクトだけど、この収納力はかなり高ポイント！明るい木目模様で、まだまだ状態も良い。
棚の金具が便利！高さ調整自在の棚に
もうひとつ、他にはあまりみられないポイントが、壁に好きな高さに棚をとりつけられる金具です。販売物を置いたり、インテリアの小物を置く棚にしたりと、楽しいイメージが膨らみます。
もし利用しなくても、壁に埋め込まれているので、見た目を邪魔しないところも魅力の一つです。金具は外すこともできますよ。
壁といい、天井といい、素人めにはきれいに見えます。
好きな高さに棚板をはめ込んで使える金具。販売業をするならあって嬉しいものだと思う。
天井も若干日焼けのようなムラがあるが、きれいな状態。
床はごらんの通り。修繕が必要になりそう。
床の劣化は否めず。実際に目で見てご確認ください！
ただ…この部屋の難点は床。ところどころめくれがあり、借りる際には床の張り替えが必要となりそうです。
まずは、実際に伊万里へ足を運んでご確認ください。
店舗奥のドア向こうには、トイレや手洗い場、そして奥の店舗ともつながっている。
トイレは現在和式タイプ。１階にはここ１ヵ所しかなく、奥の店舗と共同利用となる。
トイレは現在和式タイプ。１階にはここ１ヵ所しかなく、奥の店舗と共同利用となる。
物件Ｂ／薄暗くミステリアス感漂う不思議空間。でもどこか懐かしい…。
表の店舗とつながっていますが、ちゃんとした出入り口へと移動。路地を入ってちょい奥、電柱の先にある方のシャッターが出入り口です。
実はこの時、やっと建物の１階に複数の店舗がある事に気付きました。路地のすぐ手前のシャッターは表の店舗のものですが、鍵が見つからず、開かなくなってしまっているそう。
先ほどの物件と正反対で「何のお店？」と思わず覗いてみたくなるような不思議な雰囲気です。
でも、黄色のレトロなひさしが可愛いらしさをプラスしてくれるので、いい味のある物件になっています。
いづみやオーナー所有のもうひとつの店舗物件。さきほどの店舗とは対照的な薄暗い雰囲気。そして、現在ドアは無し。(通常はシャッターで閉まっている)
黄色いレトロなひさしが可愛い。こうしたちょっとした日よけ・雨よけがあることで、自転車が置けたり、子どもを連れていてもひと呼吸ついてから出入りができるのでは。
店内は窓が無いので、自然光はドア部分からのみ。内装も少々バブリーな80年代を思わせるダークな色や艶がある質感。入り口から左を見れば、壁が斜めに！不思議な空間を演出している。
2つの試着室がある元衣料品店。ドアの設置が必要
ここも賃貸用の店舗。以前の借り主は衣料品を販売していたそうで、中に入って見渡すと、なるほど、試着室のような箇所が２つあります。ここもまた、コンパクトな広さで窓もないので、さらにこじんまりとしているように感じるかもしれません。
窓をつけたり、ドアを取り付ける際に入口を広げたりと、部屋が明るくなるような改装もOKとのこと。
でも、せっかくのこの雰囲気を生かすなら、占い部屋やおけいこ教室などに適していそうです。いっその事、物件Ａと２つ借りて、こちらは事務所にするという手も…。
このユニークさを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
年代物のエアコンや照明もついてはいるけど、機能的にも省エネ的にも、現在のものに変えることをおすすめします。
表の店舗やトイレにつながる通路と、その横には試着室のようなスペース。
これまた懐かしの「黒電話」がちょこんといるのがいい味出してる！借り主が平成生まれだとダイヤル式電話の使い方、分かるかな…？
店舗が面している路地。車が通れるくらいの幅があり、店舗横に１台は駐車可能とのこと。
2店舗が面している路地の雰囲気もいい味出しています。 車が通れるとはいえ、表の通りにくらべれば車もほとんど往来がないので、子どもやご家族連れの方も訪れやすい好立地です。 さて、対象的な２つの物件、あなたはどちらが気になりましたか？
| 賃 料（月額） | 要相談 | 専有面積 | 物件Ａ…16.1㎡（4.8坪） 物件Ｂ…13.8㎡（4.１坪） |
|---|---|---|---|
| 敷金 | 有り | 礼金 | 有り |
| 償却 | 不明 | 管理費 | 要相談 |
| 所在地 | 物件Ａ…佐賀県伊万里市伊万里町272 物件Ｂ…佐賀県伊万里市伊万里町268 |
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| 交通 | 伊万里駅より徒歩約5分 | ||
| 建物構造 | 鉄骨３階建て |
所在階 | 1階 |
| 築年 | 築35年（およそ） |
取引形態 | 媒介…山崎不動産 |
| 設備 | ２物件ともキッチン等の水周りは無し。ガスは住居用にはひいてあるが、店舗には火気は使用不可。。 | ||
| 備考 | 火災保険付 |
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リノベーションによる伊万里のまちづくり
