伊万里駅方面から仲町観音通りに入ると、冨田茶舗の駐車場越しにそびえ立つ【旧北古賀金物店】。築100年以上の大きな建物で、和のテイストと格子窓の洋風がレトロな外観です。
石板で作られた看板が建物の正面にドッシリと鎮座し、戦前より続いた金物問屋の面影を残しています。
店舗スペースは、これまでファンシー雑貨ショップ、八百屋、伊万里商店連合会事務局などの事業所として利用され、壁や腰板など一部の内装が改修されています。
当物件の特徴は、1つの空間を左右に分け、壁紙と床のデザインが異なる個性的な造りであること。仲間とシェアしたい方や複数店舗として利用したい方にピッタリの構造です。
【旧北古賀金物店】の内部は、店舗スペースと住居スペースに分かれています。
半分以上が住居スペースで住人はおらず、たまに管理者が風通しをする程度。
店舗スペースは、全面ガラスの引き戸とショーウインドウから見える1室です。建物全体を考えると広さは限られますが、それでも軽い運動ができそうなほど広々とした室内。
南向きのガラス戸で、日当たりの良さは抜群です。
内装が異なる左右の空間は、入り口も別々にあります。汎用性があれば現状復帰不要なので、カーテンや棚などの間仕切りをつけるといった大胆なアレンジもできそうです。
正面右側。全面ガラスなので斜め前の漬物屋さん”鉢瓶”からよく見える
正面左側。日光が差し込み、とにかく明るい店内。ショーウインドウ下は収納棚になっている
小花柄の壁紙が昭和の時代を思わせる。腰板の木目が新しい印象を与えるが目立ちすぎない絶妙なバランス。
店舗スペースの奥に進むと、自宅スペースの扉やトイレなどにつながる通路部屋を発見。建物の正面左側の勝手口とつながっており、まるで秘密基地のようです。この通路の壁紙、何とも例えがたい幾何学模様が妙に懐かしい。
「なんだろう、この童心に返る感じ…」と思ったら、昔、パンチパーマの父がよく着ていたド派手なシャツの柄にそっくりでした。まさにザ・昭和。古き良き時代のデザインです。
通路部屋右側は、少し開けたような謎スペースがあり、照明をつければもう1部屋として使えそうな広さ。スタッフルームとしても役立ちそうです。
そして、ことさら面白いモノが店舗の中央奥にある鏡。実はコレ、店内が見渡せるマジックミラーです。めくるめく鏡の世界をのぞき見できる…わけではなく、金物店だった頃の備品。
いろんな妄想をグッと抑え、防犯面で役立つ便利アイテムとして活用してください。
水回りは奥間にある水道とトイレのみ。水道管は破損のため、オーナー側で修理予定。
正面左の入り口。木とレンガの外観は、左側も共通のデザイン。
正面右側の入り口。向かい側の一部が駐車場なので、左側よりも若干、日光が差し込みやすい。
【旧北古賀金物店】がある仲町観音通りは、対面式の肉屋である『片岡精肉店』、まちなか零番館の『永楽屋』、手芸用品や布のお店『木寺呉服店』など、女性客が訪れやすい店舗がたくさん!
まちなか四番館である『漬もん屋 鉢瓶』のランチは、多くの方が訪れており、世代・性別問わず親しまれています。
また、元商店の店舗は住居として現在も利用されている所も。生活感のある通りであり、
「お肉屋さんがあるし、八百屋さんがあったら買い回りやすそう」
「お惣菜やおにぎりのある小さい道の駅があれば便利」
「子どもと一緒にヨガを楽しんで、帰り道に買い物できたら助かる」
という声も。
以前、八百屋が出店していた実績があることで、他店舗との兼ね合いがとれるお店や子ども向けの施設としてのニーズがありそうです。
そのほか、【旧北古賀金物店】の周辺は、当物件より徒歩3分のところに市営駐車場あり。ゆっくりと買い回ることができる環境は整っています。あとは、あなたの夢を実現するのみ!
商店が多く、伊万里の人情味あふれる土地柄ともいえる仲町観音通り。
まずは物件の下見を兼ねて、伊万里のまちなかをブラブラと歩いてみてはいかがでしょうか?
賃 料(月額) | 要相談 | 専有面積 | 店舗部分 約49㎡(14.8坪) 店舗裏部分 約11.3㎡(3.4坪) |
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敷金 | 要相談 | 礼金 | 要相談 |
償却 | なし | 管理費 | 要相談 |
所在地 | 佐賀県伊万里市伊万里町甲280 | ||
交通 | 伊万里駅より徒歩約8分。仲町観音通りすぐ | ||
建物構造 | 白壁土蔵造り 2階建て |
所在階 | 1階 |
築年 | 推定大正時代 (築100年以上) |
取引形態 | 媒介 |
設備 | ・通電なし、照明なし、空調設備なし ・水道は破損しているため、大家側で修理予定 |
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備考 | ・伊万里アーケード設置時、内装を大幅改築 ・近年、店舗利用の際に一部の内装を改築 ・市営駐車場より徒歩3分 ・旧北古賀金物店の看板はそのまま残す ・火気使用不可 ・汎用性があれば現状復帰不要 |