NPO法人まちづくり伊萬里が『空き店舗』『リノベーション物件』を紹介するサイト。

外観は3年前に改修。昭和の趣を残す“うなぎの寝床”

伊万里駅通りの『浜町』信号交差点からすぐ目に入る場所にある【旧早田書店】。
ダークブラウンで統一された外観は、3年ほど前に修復されており、
真新しい印象を受けます。

建物の前に月極駐車場があるので、車社会の伊万里にとって便利な好立地です。
店内の細長い空間は、昭和の建物に多く見られる“うなぎの寝床”。
間仕切りはなく、日の光が差すとパッと明るく、心地の良い温かみが感じられます。

左奥には、旧書店の面影を残す本棚がスラリと整列。
レトロな模様の白い天井は多少日やけがあるものの、そのままでも使える状態です。

内装で気になる所があるとすれば、床の経年劣化。全体的に剥がれ・外れがあり、色あせた部分が目立ちます。

また、建物の正面右側にあるシルバーの勝手口は、裏の伊万里川に続く細い通路。
貸店舗スペースの中央につながって浮世離れした演出にもってこいの構造です。

裏手にいくと、相生橋(あいおいばし)と伊万里川の風景が一望できます。
この川沿いの景色は、伊万里市民自慢の絶景ポイント。
朝日を浴びながら石畳を散策してもヨシ、夕暮れに沈む太陽を見ながらたそがれに浸るもヨシ。

この心落ち着く風景は、まさに川沿い物件の特権です。
ぜひ足を運び、建物見学と共にご覧いただきたいところ。

困ったときは早田さんに相談！まちづくり伊萬里理事長のオーナー

当物件を管理する早田文昭さんは、【旧早田書店】の歴史を受け継ぐ“文具・事務機の早田（株）”の代表取締役。
“NPOまちづくり伊萬里”の理事長でもあり、「早田さんなくして町の活性化ナシ！」といえるほど、
伊万里のまちづくりに欠かせない地元の有名人です。

もちろん借り手も「ようこそ伊万里へ。ウェルカム、まちづくり伊萬里」的な感覚で、まちづくり伊萬里の新メンバー候補に。
【旧早田書店】のポイントは、敏腕オーナーだけではありません！

1階貸し店舗の奥が住居スペース、2階が早田文具店事務所(本店)とつながっている構造も特徴の一つ。
貸し店舗以外は、実際に住居として使用しており、事務所として人の出入りもあります。
本来なら入り口やトイレなどが兼用…となるはずですが、ここで早田さんの本領発揮！

貸し手が決まり次第、それぞれの空間を分けるよう大幅なリフォームが計画されています。
なんという太っ腹、早田さん！まちづくりにかける意気込み、ハンパないです。

オーナーの心意気！内装はリノベ＆DIY可能

貸店舗と住居スペース、事務所を分けるための改装として
・住居と貸店舗スペースを分ける仕切り壁
・2階事務所と貸店舗スペースの入り口を分ける
・本棚がある左奥側にトイレを設置
などなど。

あくまでも、居住スペースや事務所を分けることが目的とはいえ、一部壁のリフォームやトイレの新設は借り手にとってありがたいこと！

当然ながら、オーナーと親密になれば、借り手の要望を受け入れてくれる可能性も出てくるわけです。
当物件が気になっている方、コミュニケーションが得意な方、まずは早田さんと１杯飲みに伊万里の街へくりだしましょ！

じっくりと伊万里の魅力を語りあえば、きっとアナタも「まちづくり伊萬里」の一員になりたくなるはず。

DIYし甲斐のあるストレートな空間。勝手口を活かし隠れ家も

貸店舗スペース内の改装は、ほぼ自由にリノベーション・DIY可能です。
退去する際も看板を外す・掃除をするなどの配慮があれば、現状のままでOK。
テーブルやカウンターなどの大型家具や壁のペイントや棚、大胆にアレンジできますね。
あなたのセンスを最大限に活かしたお店にカスタマイズしたい方なら、もってこいの物件といえそう。

ただし、【旧早田書店】は住居を兼ねているので、基本的に夜の営業NG。

飲食店を経営したい場合、実費でキッチンの設置や水回りを整える改装工事が必要となるため、
あまり水回りを必要としない事業向きといえそうです。

細長い空間をそのまま使ったり、部屋を分けたりと使い方はアナタ次第。
勝手口の通路を活かし、隠れ家のような“占いの館”としてお店に入る特別感を出しても面白そうですね。

伊万里市民の青春がつまった【旧早田書店】。あなたならどう活かしますか？